Q11
クーリング・オフ制度についての質問です。建売住宅を購入したいと思い、自宅で物件の説明をするよう頼み、自宅で買い受けの申し込みをしました。3日前に完成済みのその住宅の中で契約しましたが駅から遠いので契約したくなかったのですが、今ならまだクーリング・オフができますか?

Q11
いったん契約をしたら、消費者であっても、原則として一方的に契約を取りやめることはできません。これを「契約の拘束力」といいます。しかし、不意打ち的な取引や複雑で危険な取引などでは「いったん契約したら守らなければならない」とするのは消費者にとって酷な場合があります。

 そこで特定の取引に限って、契約の締結後も一定期間消費者に熟慮する余裕を与え、その期間内であれば一方的に契約を開所することができる制度を「クーリング・オフ」といいます。複雑で高額な不動産の取引においても宅建業法37条の2で規定されています。宅建業法では、売主が宅建業者の場合でテント張りや仮設小屋での販売、押しかけ訪問販売など「事務所棟」以外での場所で売買契約を結んだような場合、宅建業者から書面によるクーリング・オフ制度について告げられたその日から8日以内に限り、解除通知書面を発信すれば無条件に契約の解除ができます。ただし、買主が、自宅または勤務先で売買契約に関する説明を受けることを申し出、そこで申込みあるいは契約をした場合には、無条件で申込みの撤回または売買契約の解除をすることはできないことになっています。

 今回の場合は、買主の申し出により、自宅で買い受けの申込みが行われているようなので、基本的にはクーリング・オフによる契約の解除はできないことになります。